カテゴリ:各作家の日記2009( 5 )

地元アーティストの想い by 岩佐まゆみ

皆さん、こんにちは。
地元の大分県(大分市)から「わくわく混浴アパートメント」に参加している、岩佐まゆみと申します。
コンヨク終了まで、いよいよ一週間をきりました。
ラストスパートの最中ですが、地元から参加した1アーティストとして、感じた事や考えたことを記したいと思います。

最初わたしのところに話が来た時は、(自分の仕事の関係上)「高校生の参加者を紹介して欲しい」…というものでした。
知人である山出さんが動いているプロジェクトでもありますし、自分自身もそうした道を進んでいるので、是非協力したいと思って動きました。
(高校生をたくさん紹介出来なかったのは本当に申し訳なかったんですが、少しでも参加してくれた子たちがいてくれて良かったです。)

だけど、こういうのって、やはり自分が中に入っていかなくちゃ面白くない。
そう思って、参加している多くの皆さんより少しばかり年齢は上だけど、仲間に入れさせてもらいました。
(地元の人間としての想いを込めて、自分が作ったのは、土井さんのお布団とジャッピーがいる部屋のオルゴールメリーです。)


平日はクックラッパー村上くんが大変だろうと思って、私が動ける土日はできるだけ食事の準備をお手伝いしました。
「美味しい!」と言ってみんなが喜んでくれると、自分もとても嬉しい。
そうした些細な幸せが、実は本当に嬉しい事だったりするものです。
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また、せっかくみんな来てくれたのだから、できるだけ大分らしいおもてなしをしたいと思って、だんご汁を作ったり、クロメや亀の手を食べてもらったり、外矢くんが釣ってきた魚を寿司にしたり、あれこれ作りました。
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自分の得意料理でもある、独自調合のスパイスによるカレーを作ったりもしました。カレー40人前とか、だんご汁30人前とか、作るのは大変でした。
でも、他のアーティストさんたちにお手伝いしてもらえたし、何よりも「美味しい」と言ってくれるみんなの笑顔を見たら、疲れは全部帳消しです。
またごはん作ってあげたい…って気持ちになりました。

そうして土日限定のまかないを続けていくうちに、アーティストとしての自分が、滞在中のみんなに触発されて、もっと何かやりたい…という気持ちがどんどん募っていきました。

「わくわく混浴アパートメント」は、とても素敵な触媒。
そこにアーティストがたくさん集まって、たくさんの化学変化を起こしている。
それも、全てがキラキラと輝いている。


自分が過去に行っていたインスタレーションパフォーマンス「出来事」を復活させよう…と決めたのは、そういうみんなの輝きを受け止める事ができたからです。
未来に向かって大きな夢を抱くその姿に、明るい何かを感じました。
みんなに夢と希望を分けてもらった、私なりの感謝の気持ちを、アートで表現してみんなに伝えたいと思ったのです。
そうして行ったのが、5月30日のタワーナイトで披露したインスタレーションとドローイングです。(「出来事 ー復活ー」というタイトルです)

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これ、インスタレーションだから触っちゃいけないということもなくて、他の人に絡んでもらってナンボですから、遊んでもらえるのが一番嬉しいのです。
人と人とは、関係しあうから面白い。
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そして、コンヨク関係者だけでなく、地域の皆さんにも感謝の気持ちを伝えようと思って行ったのは、5月31日に松原公園で行われた「わくわくサンディ」(かえっこバザール)における「カエルせんせいお絵描きワークショップ」です。
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この時は、多くのこどもたちから感動を分けてもらいました。
どれも素敵な絵ばかり。ここにも、明るい未来を感じます。
この時に描いてもらったこどもたちの絵は、アパートに展示しました。
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6月7日の文化祭の準備中に、松原公園のご近所へ挨拶まわりをしました。
この時に地域の皆さんとお話しさせていただいて、地域の皆さんの変化を感じました。
「あの時のお神楽、とっても評判が良かったわよ」
「今日は何をするの?」

優しい言葉をたくさんかけてもらいました。
すごく嬉しかったです。
その後に行った文化祭がうまくいったのは、いらして下さった皆さんはご存知のとおりです。


コンヨクはあと数日で一旦終了しますけれど、これはあくまでも「始まり」だと私は思っています。
私の中では、地元大分に住んでいて、自分が大好きな現代アートをなかなか理解してもらえないモドカシサがずっとありました。
(だから、十数年センセイしながら、細々と活動を続けていました。)
でも、コンヨクによって、こうして多くの力が集まって、ようやくスタートが切れたって感じです。
「混浴温泉世界」という大きな花火を揚げて、これでお終いにするんじゃなくて、この後は地元の私たちがこの想いを途絶えさせないように努力しなくちゃ。
そう感じていますし、きちんと実行しなくてはと思っています。

山出さんと芹沢さんをはじめ、「わくわく」をコーディネートしてくれた一郎くんや琴ちゃん、「わくわく」に集まった全てのアーティストさん、裏でたくさん頑張ってる全てのボランティアさんに感謝してます。
皆さん、本当にありがとう。
「仕事がどんなに大変でも、それでも土日は絶対に別府に行くんだ!」
いつもそう思っていましたよ。

そして、残りの数日を、自分が出来る限りしっかり堪能しようと思います。
まだ来ていない皆さん、是非遊びに来て下さい。
別府へ! 「わくわく」に行こうよ!!!
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岩佐 まゆみ
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by onsenwkwk | 2009-06-09 00:59 | 各作家の日記2009

緑のはっぱの残したもの

こんにちは淺井裕介です
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4月の23日~5月8日までアパートにて滞在制作をさせてもらいました
普段さまざまなところへアートプロジェクトなどでいかせてもらっていますが、
別府は街も、企画もこれまでのどことも違う独特な雰囲気でした、その辺については
また今度書くとして写真でどこまで伝わるか分からないけど作ってきた作品のご紹介です
 
今回淺井裕介とは別に「緑のはっぱ」という蠣崎誓との植物遊びユニット名義でも
アパートの離れの一部屋に作品を作らせてもらい、アパート全体の雰囲気を見て
今回はコチラをがんばりました、

緑のはっぱの基本的なコンセプトはどこにでもある自然を使った人が真似できるような楽しいこと、
誰でもできるようなことを丁寧さと遊び心を大切に、観に来る人がほっとするような
(でも本当のところでドキッとするような) くつろげる空間を作りたいと思いました。
 
 
部屋の真ん中の土の囲炉裏のような部分は土をいじることができるようになっています、
土をどけるとその下には笑顔のはっぱが隠れています、
今回紹介する写真以外にも静電気で遊べるタンポポの綿毛の作品や、植物リースなど、
小さな仕掛けが満載です、ゆっくりと読み取っていってもらえればありがたいです。
 
 

 


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今回の一押し作品、甘皮の花、差し入れで頂いたザボンの実の袋のところを乾かして作りました
そーっと触ってもらってもかまいません、裏側で透明の糸で縫って繋げてあります
 
  
 
 


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タンポポの綿毛のシャンデリア、そーっと大切に運んできて、息を殺して設置しました
綿毛は、ドライフラワーにすると意外と頑丈になります、とはいえまだ壊れていないといいなぁ 
 
 

 

  
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全体の感じ、壁の四方には別府の町の道や山、海のそばで見つけてきた草花を透明の糸でつって「植物の壁紙」を作りました、
別府には海と山、川と温泉とさまざまな環境があるためか、誰が育てているのでもない草花が比較的簡単に沢山の種類がみつかりました
 

  



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     土をいれる前

  


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     いれた後(知らない人同士) 

 

 

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     人が遊んだあと 


 


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     作品制作の素材となる植物たち

 

 


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果物の皮で作ったネックレス、作品の前に立つ人を外から見るとネックレスをしている風に見えます
是非外からも写真を撮ってください
 

 

 

 
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部屋には淺井裕介名義の作品もちらほら混ざっています、
布テープの植物画ト(窓から外に出てわくわくアパートの外壁を蔦状に伸びています)
線香で焼きながら作った焼き絵(中を覗くと別のまる秘作家の襖絵が見れます!)
線香の絵はこの作品のせいでしばらく指が燻製の匂いでした
  

 




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畳で作った箒(これも一応作品、日常的にアートをと思ってはいたけど、もはや単なる日常へと限りなく近づいた傑作です)と生命力の強いアイビーの笑顔のはっぱ
(アイビーは笑顔にくりぬかれたままでも十分長生きします)

 

 


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      笑顔のはっぱの刳り抜いた中身「標本」

 

 








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実は別府の街中にもいっぱい笑顔のはっぱ作品があります、
立ち寄った定食屋さんや信号待ちの手前の駐車場
市街地に広がる国際展作品のすぐ近くにもこっそり隠れているかもしれません 

 

 

 

 


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      もらった絵

 

 

 

 

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いよいよ展覧会は6月の14日まで→■
アパートにきたらほっと一息、ゆっくりしていってね。
 

ふー、ブログアップするのって大変だね、 
でも制作を終えて関東、関西へ一時帰っちゃったみんなも書いてみると楽しいかもね
書きかたは現在アパートに滞在中の作家に聞いたら教えてくれるよ。(たぶん)
 
それじゃあ、またかきます!

  

東京より   緑のはっぱ・淺井裕介
 

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by onsenwkwk | 2009-05-15 23:36 | 各作家の日記2009

Antennaわくわく日記3

どーもAntennaです、5/6までこのアパートにAntennメンバー全員で滞在して神輿を担いだり、制作したりしていました。滞在日記、詳しくはこちらからどうぞ!

5/3に松原公園にて皆で担いだジャッピー神輿の動画をあげました!



5/5の子供の日はジャッピーと共に鉄輪にある地獄八湯巡りをして参りました。

血の池地獄にて。
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地獄の鬼達と仲良くなりました。
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スライドショーでお楽しみ下さい。


Antennaは会期中、もう別府を訪れる事は出来ませんが、ジャッピーはいつでもアパートで待ってます!ぜひ遊びにきて下さい。

田中英行
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by onsenwkwk | 2009-05-10 18:00 | 各作家の日記2009

Antennaわくわく日記2

どーもAntennaの田中です、4/13までこのアパートに滞在しながら制作、生活していました。
制作日記、詳しくはこちらからどうぞ!

Antennaが展示中の作品「ジャッピー混浴来迎図」はこちら。
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アパート内ではこれから色んな作品が「混浴」していきます、つまりは展示作品同士のコラボレーションが沢山行われます。今後、作品同士の「混浴」によって生まれる変化をお楽しみ下さい。



作品の仕上げにかかせない儀式的イベント「お札まき」




Antennaは次回はゴールデンウイークにメンバー揃って混浴アパートメントに滞在予定です。5月3日は松原公演周辺でジャッピー神輿も担ぐ予定!ご期待下さい!
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田中英行(Antenna)
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by onsenwkwk | 2009-04-15 10:46 | 各作家の日記2009

Antennaわくわく日記

どーもAntennaの田中です、4/8からこのアパートに滞在しながら制作、生活しています。
詳しくはこちらからどうぞ!

ジャッピーを大分パルコに設置。
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展示フロアは4Fです。
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夜はアパート奥の薄暗い部屋で制作。
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別府湾に映る月は最高でした!
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田中英行(Antenna)
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by onsenwkwk | 2009-04-10 12:59 | 各作家の日記2009